VCとの接し方-10-

ベンチャーキャピタルとは

ベンチャーキャピタル

【メリット・デメリット】

- Navi - VCを入れることのメリット・デメリットとは何でしょうか?

- 石割 - これは本にも書いている部分だとは思いますけれど。

- Navi - 一般的に言われているのは、資金を提供してもらえるがその分持分比率が低下してしまう。また、公開後に売り圧力が強まるという辺りでしょうか?

- 石割 - そうですね。あとは、経営の自由も効かなくなって来るといのもありますし、その反面ある意味ガバナンス(統治)が効くと言うのもあります。ただ、外部のガバナンスには限界がありますから、多少はガバナンスが効くということですかね。

【接触方法】

- Navi - これも本に書かれていることなのですが、VCの接触方法とはどのようにすればよいのでしょうか?

- 石割 - ホームページから事業計画などを不躾に送るようなことはしないで、メディアを通すなりで行なった方が良いですね。自分で考えても、履歴書をいきなり送られて来たらギョっとしますから。丁重な対応でしたら見るには見ると思いますが、先入観としてどうなのだろうかというのはあります。

【接し方・活用方法】

- Navi - VCとの上手な接し方や活用方法はありますか?

- 石割 - 接し方という意味で言いますと、『情報の非対称性』を無くす事だと思います。これは上場会社と同じだと思うのですが、IRではないですけど、常日頃適正な情報の開示を行うことで安心できる会社として認識され信頼も得られて行くと思います。

- Navi - それは?

- 石割 - 安心できる会社と言うのは、例えば今月の活動報告として「月次はこうなり、予算と比べてアンダーで差額はこうです。で、資金繰りで言うとこの様な結果になりました。来月はこれとこれが大きい支出で、予想ではこのタイミングでこの程度の入金があります。営業の段階で言えば何部と何部があって、この部ではコンタクト先として〇〇があり、今度共同セミナーを開く予定になっています。また、別の得意先ではデモ機の導入を来月検討して頂く状態になっています。」という具合に、緻密に説明してもらうと安心しますよね。一種の報連相です。

- Navi - 確かに今月、何をして結果がどうなって、今後はどうなるかを報告してもらえれば安心出来ます。VCもお金は入れたが、何をどうしているのかは心配になりますものね。

- 石割 - それに比べて、月次の数字が三ヶ月後位に出て来て精度も低くい。決算書見ると多額の貸付金が出てきて、何ですかと尋ねたら「いやー 取引先に資金需要がありまして貸し付けました。」と。では「これ役員会の承認事項じゃないですか」と聞くと承認も得ていない。

- Navi - ありますね。(笑)

- 石割 - そう言うビックさせられる様な会社は安心できませんよね。  ですから、『信義を持って接する』ことだと言えます。それをしないで、VCはどうだこうだと言うのは、ちょっと違うと思いますね。

【交渉の進め方】

- Navi - VCから出資を受けるために、交渉を上手く進める方法などはありますか?やはり先程仰られたように、自社情報をドンドン開示して行く様な方向が良いのでしょうか?

- 石割 - 先程の話は、出資を受けてからの話になりますかね。でも、受ける前の交渉を上手く進める方法というのは、特別『これ』というのはないかもしれませんね。『きっちりとした資料を作成し、きっちりとした説明を出来るようにする』と言いますか、なかなか楽な道はないですね。

- Navi - 資金調達に『王道はなし』ですね。(笑)

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