資本政策の具体例-14-

資本政策の具体例

資本政策立案に関する全般的な質問

【資本政策の具体例】

- Navi - 書籍の中に、『Mixi』や『一休』の資本政策が具体例として挙げられていますが、御社が立案されたのでしょうか?

- 石割 - 違います。資本政策を再現するのが好きなのです。目論見書など見ながら分かる範囲で、エクセルで逆算とかをしながら作っているのです。本には載せてないですが、個人の全員の名前を入力して、最終の株主名簿から逆算して作っているのです。それを見るとドラマと言いますか、どういう価値観があったのかが見えてくるのです。

- Navi - そこまで研究されているのですか。

- 石割 - これですね。

資本政策の具体例

- Navi - すごい! その道を極めている方は違いますね。(感動)

- 石割 - 分からない部分もあったりますから、多少仮定に基づいている部分もありますが、ベンチマークしている会社の資本政策を再現するというのは意味があると思うのです。やはり資金需要のタイミングというのは似ていますから。あとは、この売上げでこのバリエーションということは高く見積もり過ぎていないか。先行指標として、A社は拠点数が何箇所あってこの程度の売上げでこの位の株価でVCが入っているのならば、当社はあそこより拠点数が多いから、「当時のあの株価より高くても良いのではないか」ということも当たりが付けられます。

- Navi - いやー ココまで客観的なデータ持って来られると、VCや証券会社は反論し難いでしょうね。(笑) これは、今回の本に載せるために作成したのですか?

- 石割 - ええ、『資本政策立案マニュアル』を作ったというのもありますし、またクライアントに頼まれて作ることもありますね。この業界を作って欲しいとか、具体的にこの会社を再現して欲しいなど。

- Navi - それは、自社の資本政策立案作成の参考にするためですか?

- 石割 - そうです。でも、これ作るのには結構時間掛かるんですよね。

- Navi - 掛かるでしょうね。(笑) ここまで作り込むと。

- 石割 - 設立当時のデータとかは無いですから、社長のインタビュー等を参考に推測したりしますから。でも、これを追うと「転機に誰が助けてくれたのかな?」というのが分かったりしますし、「ロックアップ期間後直ぐに売られている」といのも見えて来ますね。

- Navi - 公開後も追っているのですか?

- 石割 - 公開後も追っていますね。これだけやっている訳ではないので、出来る範囲になりますが。(笑) あと公開後を追うと大株主の誰が売ったのかが分かるのですが、先程ストック・オプションの話がありましたが、売るとだいたい辞めて行きますね。役員などに大量に持たせて、公開後にストック・オプションを行使すると、会社で頑張らなくなるのです。なので、ストック・オプションは大量に持たせれば良いと言う訳ではないのです。

- Navi - 公開後に辞める人は私の知る範囲では結構いますが、一般的にも多いのでしょうか?

- 石割 - 統計は取っていませんが、そういう傾向にはあると思います。

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