月次決算の重要性-13-

安定株主割合.ストック・オプション制度

資本政策立案に関する全般的な質問

【安定株主割合】

- Navi - 安定株主割合はどの程度が理想ですか、または現在の傾向は?

- 石割 - う~ん 現実と理想と言うものがありますが、理想的には67%かとも思いますが、とは言いながらもバイオテクノロジーでそれを実現するのは無理ですから。傾向で言うならば、確か何かで見た覚えがあるのですが、新興では社長の持分は4~5割程度だったと思います。はっきりと言えませんが。

【ストック・オプション制度】

- Navi - ストック・オプション制度のデメリットや導入時の注意点はありますか?

- 石割 - デメリットとしては、あまり大量に発行すると希薄化してしまう、利益が薄まってしまうと言うのがあります。あと、痛みを伴わない報酬なので、余力程度に持ってもらうのは良いのですが、役員報酬が高額のうえに、ストック・オプションを大量に与えるというのはあまり意味がないと思うのです。

- Navi - と言いますと?

- 石割 - 上場会社並みに役員報酬払っていて、なおかつ数億円のストック・オプションが欲しいと言うのだったら、現金流出抑制効果はないじゃないですか。

- Navi - あー そうですね。

- 石割 - これだけ我慢しているのだから、これだけ欲しいといのなら分かりますが。それか、ワンショットでストック・オプションを行使させないなどの、行使期間を長期化させると言う算段が必要になってくると思うのです。そうしないと、IPO請負屋みたいに転々として行ってしまいますから。それでも良いと割り切っているならば構いませんが、しかしそれならばフィーとして適正なのかを再検証する必要が出て来ると思います。

【月次決算の重要性】

- Navi - 上場準備会社の中には、月次決算がなかなか締まらなかったり、精度が良くないケースも多々あると思いますが。

- 石割 - 月次決算がきっちり締められている会社というのは、やはりしっかりしていますし、月次が気にならないというのはおかしいですよね。

- Navi - 『気にならない』と言うのは?

- 石割 - 「先月どうだった? 売上げは? あの部門は? 粗利は? 利益率は?」と言うのが気にならない会社だったり、「まだ3ヶ月前の帳簿がまだ締まっていません」となる会社はいけませんよね。おそらく通帳しか見ておらず、それも社長のみで。と言うことは、計数とは関係なしに社長の判断力に頼っているだけですから。

- Navi - 社長の『勘ピューター』ですね (笑)

- 石割 - ええ、『勘ピューター』ですね(笑) なので、うちではそういう意味で言いますと、『当たり前のことを当たり前にやる』ということを考えています。「月次をちゃんと締めましょう」から始まり、更に資金繰りや管理会計などをきっちりやることが大切なのだと思います。

資本政策の具体例

- Navi - 資本政策をいきなり作って欲しいと言われても、事業計画の精度が悪ければ全く意味のないものになってしまいますし、ならば精度の高い事業計画を作るためにはと言えば、先ず月次をきっちり締めるということですね。そしてその思いが、先程紹介いたしました、『プロ経理.COM』に繋がるのですね。

| トラックバック(0)
          

カテゴリ:

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.ipo-navi.jp/mt/mt-tb.cgi/240

検索