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石割由紀人公認会計士-01-

資本政策,公認会計士事務所

石割公認会計士事務所所長、石割由紀人公認会計士に聞く

【回答者の経歴】

- Navi - 第4回のインタビューは、石割公認会計士事務所所長の石割由紀人さんにお願い致しました。よろしくお願い致します。
 いつも先ずはIPOに関する経歴を伺っているのですが、ホームページにかなり詳しく書かれていますので少し変えて、公認会計士という職業を選ばれた経緯からお話頂けますか。

- 石割 - はい。もともと『独立心』が強かったというのがありまて、学生時代から『手に職を付ける』というか、自分なりの技術などで生きて行ける道があればいいなと思っていたこともありましたし、一般の会社ですと、経理・総務・人事・営業など自分がどこに行くかなかなか決められませんから、自分でコントロール出来る部分が多いほうが良いというのがありまして、公認会計士を選択したというのがあります。

- Navi - 他人に『自分の道を決められたくない』と。(笑)

- 石割 - ただもちろん実際に監査法人に入れば、何でも自由に自分で決められる訳でもないですし、決められた枠があるのですが。とは言いながらも分野という意味では自分で選択できるという点で、自分である程度コントロールが可能になりますし、受身の部分だけではないというのが魅力的でした。

- Navi - では監査法人の後、ベンチャー企業のCFOに転進されたのは、どういうお考えがあったのでしょうか?

- 石割 - 将来的には『独立したい』という気持ちがあったのですが、とは言いながら会社の中のことを知らないで独立するのは、おかしなことではないかと思いまして、一度会社に入りました。その時にも、VC(ベンチャーキャピタル)に行くかベンチャー企業に行くか迷ったのですが、やはり『ナマの実体験』という意味ではベンチャー企業だと思い、公開準備会社に行きました。

- Navi - 会社内の実務を学ぶためにベンチャー企業のCFOとなり、更にVCに転進されたのですね。

- 石割 - ええ。会社で、規程や管理体制の整備、連結や予算の作成、監査の対応などをしたのですが、思ったのがファイナンスの時に自分が会計士で経験してきたことでは、解決策が分からなかったということです。決算を作るということは出来るにしても、資本政策のイロハがまるで分かってない。当時は資本政策の分かり易い本が無かったというのもあるのですが、エクセルの表を作ったとしても『これが何を意味しているのかが腹に落ちない』というのがありまして、これを理解するためにはお金を入れる側に入らなければ分からないのではないかという思いがありました。
 社外から資金調達する際に、資本政策を真似事で作ることは出来ても、確固たる判断基準が無いまま感覚値で資本政策を作っている気がしたのです。

- Navi - うっっ! 耳が痛い。(笑)

- 石割 - (笑) その後、その会社は株式公開を断念する結果となり、次にもう一度ベンチャー企業に行くことも考えたのですが、しかしもう一度企業に入っても、この資本政策の本質的な部分というのは、多少は今よりも成長できても完全に腹に落ちる気がしなかったのです。であれば、やはり利害の当事者の方に行くのが一番分かるのではないかなと思い、VCに行きました。

- Navi - 確かに、それは理解するのに最良の方法ですね。

資本政策.公認会計士事務所

- 石割 - VCでは、コンサルティング部隊に行ってしまうと、会計士としての機能を期待されてしまい、それでは今までやってきたことそのものですから、そこは興味が無いと考えました。私は、『自分が会社側にいる時に交渉相手になる人が、何をしているのか』が知りたかったのです。なので、朝8時に会社に行き新聞を読んで、面白そうな会社に電話をするというような営業をしました。

- Navi - いやー 私は、資本政策の表を見て、そこまで深い疑問を感じたことも無いですし、なおかつそれを職業さえ変えてまで追究したいという熱意も湧いて来ませんでした。これは、リンゴが落ちるのを見て疑問を感じ大発見をする人間と、リンゴが落ちたら我先に食べてしまう人間との違いですかね。

- 石割+Navi - (笑)

- Navi - それでは、大まかな石割さんの経歴や資本政策に対する考えを教えて頂いたところで、今回のテーマ『資本政策の立案策定』に移りたいと思います。

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