上場できる会社-12-

株式上場,株式公開

上場できる会社とは

多くの上場準備会社を見てきた中で、上場が実現できた会社と出来なかった会社との違い

【上場できる会社の社長とは】

- Navi - 多くの上場準備会社を見てきた中で、上場が実現できた社長と出来なかった社長との違いなどはありますか?

- J氏 - いろいろな法令などの形式がありますが、それに対して『馬鹿なこと言うな!』などと言うのではなくて、よく理解してもらってそれをクリア出来るように心掛けるようにするということです。

- Navi - あ~ 私もそれはありましたね、特に会計に関することで。例えば引当金の計上や配当の1/10積立などは、専門化でないと確かに理解し難い項目だとは思うのですが、自分の思い通りに出来ないと、いきなり怒り出す人が結構いましたね。分かり難いだろうと説明すればするほど怒りを増す結果となり、もうどうしたら良いのかわからなくなりました。せめて話は聞いて欲しいですよね。(笑)

- J氏 - 周りが余程優秀で、社長が自由にやっていても回るならば良いですが。でも、いずれ社長は取引所などからヒアリングを受けるわけですから、その時にばれてしまうのです。言っていけないことを言ってしまうなどありますから。今までのように気持ちだけで根拠もなく「来期200%UPです。」なんて言ってしまったらアウトですから。社長も人の話を聞いて勉強していかなければならないのです。そういう意味では、人の話を聞かない社長には上場は難しいと思います。

- Navi - 逆に、上場できた社長とはどのような社長でしょうか?

- J氏 - 出来ない社長の逆になってしまいますが、『我慢するところを我慢できる社長』です。普通なら怒ってしまいそうなことを証券会社や監査法人に言われることもありますから、それをグット飲み込んで「分かった、そうしなければ上場できないのだな」と思える方ですかね。やはり、未上場と違って上場するとなると色々自由に出来ないことが増えますから、それにいちいち腹を立てていては、上場は難しいです。それならば、プライベートカンパニーのままが良いと思います。
 いずれにしても良い悪いの前に社長が業績を上げてきた「経営手腕に付随する」感じで上場が始まるので、その後の会社の器と社長の器が比例するかが分かれ目となりますね。

- Navi - では上場準備を進めるうえで、社長にこんなことしてもらうと作業が進め易いと思うことはありますか?

- J氏 - オーナー企業ですと特に効果があるのですが、『株式上場は会社の方針』だと会社の全体会議などで伝えて頂きたいですね。「そのために今、みんなで頑張ろう」と、で「その中心になっているのが上場準備責任者である○○なので、協力してくれ」と一言いって頂くと、回りもそう思いますし、私が言ってもやらないけど「社長が言うならばしょうがないからやるよ」となります。私が言っているだけでは誰も動かないですから。

株式上場,株式公開

- Navi - ありますね。ちょっとの事でもお願いする度に「それって社長が言ったの?」「社長が決めたの?」と言われたりすることがありますから。そんな時は確かに、事前に社長の一言でもあれば違ってきますね。

【上場できる会社の従業員】

- Navi - 同じく多くの上場準備会社を見てきた中で、上場が実現できた従業員と出来なかった従業員との違いなどはありますか?

- J氏 - 従業員は、直接上場にはあまり関わらないのですが、でも上場に関わる資料やか進め方とか、規程に則って動こうとしないといけないと思うのです。なので、法令と職務権限を遵守した行動を心掛けてもらわないといけません。ただそうするためには、頭ごなしに『やってくれ』では反発されますから、こちら側も決める前にネゴシエーションなどをする必要があります。

- Navi - なるほど。

- J氏 - 私も何社か見て思うのは、社長よりも従業員の方が難しいです。社長の方がこちらの言うことを聞いてくれます。もちろん、ちゃんとしたところはですが。(笑) 従業員の方が『冗談じゃないよ』という感じのところが多いです。

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