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社長・従業員との関係-07-

株式上場,コミュニケーション

上場準備責任者という仕事について

【中途採用の難しさ】

- Navi - 私もそうでしたが、人間関係における中途採用の難しさというものを感じたことはありましたか?

- J氏 - 部署を任されるのであれば、そこの自分の部下と仲良くして行くというのは大事ですよね。やっぱり新しい会社なので知らない事も多いですから、知っている部下に対して『有難う』という感謝の気持ちと、たまに飲みに行ったりしながらコミュニケーションの場を増やして、同じ目標を共有するということが必要ですよね。

- Navi - そうですね。以前何かで見たのですが、若手サラリーマンへのアンケートでは、『飲みにケーションへは行きたくない』という回答が圧倒的に多いという結果でしたが、いやだから・面倒だからと言って、コミュニケーションを取ること避けていては、いつまで経っても距離は縮まりませんからね。別に、酒飲むのが目的ではないですし、コミュニケーションは大切ですよね。死語ですが。(笑)

- J氏 - ええ。あと他の部署に対しては、会議などでいろいろ話などもしますけれども、会議以外でも本人のいる席まで行って話し込んでみるとか、可能ならば飲みに行ってみるということでしょうかね。日本人は『飲みにケーション』が好きですからね。

株式上場,コミュニケーション

- Navi - 自分や周りの数人で完結する業務ならばそんなにコミュニケーションを気にかけずとも済むのでしょうけれども、上場準備作業は会社全体で動いてもらわないと進まないものが多々あります。なので、中途採用の場合初対面の人に様々なお願いをしなければならないので苦労することが多々あるのではないでしょうか?

- J氏 - ありますね。自分がよそ者なので、自分が張り切って『俺が、俺が、』と言っても反応がないですから、そんな時には会社の経営者に言ってもらったり、監査法人や証券会社などの外部の機関に言い難いことは言ってもらうようにします。上の人や外部の客観的な人に言ってもらえば「しょうがないな」となりますから。同じ社員として途中から入って来た人間の言うことには、なかなか聞き入れてもらえませんので、聞き入れる人に言ってもらうのもひとつの手です。

- Navi - 確かに、私は内部(従業員)と外部(コンサルタント)からの両方の立場の経験がありますが、例え同じ内容の事を言ったとしても、内部の場合はなかなか聞き入れてもらえなくても、外部からですと聞き入れてくれる若しくは話を聞いてもらえるケースが随分ありました。

- J氏 - そうですね。やはり使い分けが必要になってくると思うのです。「証券会社からもやっぱり、あなたの言っていた通り言われたよ。じゃやってみるか!」となったりしますので。

【社長との関係】

- Navi - 上場準備では、従業員との関係も難しいですが、社長との関係も難しいのではないでしょうか。中小企業の場合多くが、今までほとんどワンマンで自分の思い通りに経営判断をして来ている経営者が多く、それが『取締役会・株主総会・外部機関への説明だ』など出て来る訳ですから、それらを理解させることも結構大変なことだと思うでのすが。

- J氏 - はい、私も以前「取締役会などやりたくない」という社長もいましたから。ただ、これもやはり、コミュニケーションを頻繁に取って行くということでしか解決できないと思うのです。例えば、定期的に週一回打合せの時間を設けたり、必要ならばスポットで打合せをする。定期的な打合せには、可能ならば監査法人や証券会社に加わってもらい、先程と同じように、こちらの言い難いことは外部から言ってもらうようにするなど。もちろん自分の口から直接言わなければならないようなことは、勇気を持って直接言うというということも必要ですが。定期的なミーティングは、最新の情報共有と言う面でも必要ですね。

【勤務先の選択】

- Navi - 勤務先を選択する際の要素は何でしょう?

- J氏 - 通勤時間や報酬など一般的な要素もありますが、株式上場責任者としてその責務を果たすために必要な要素として、自分の職務権限がしっかりあるところですね。「うちはフラットだから、とりあえず役職無いけど入ってよ」と言われることがあるのですが、上場準備はある程度権限を持たせてもらわないと進められません。だって上場準備責任者なのですから。

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