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韓国上場メリット.デメリット-15-

韓国,株式上場

海外市場(韓国市場)の可能性

【メリット・デメリット】

- 荻野- では、韓国市場に上場するメリット・デメリットは何でしょうか?

- 金 - メリットとしては、向こうで事業展開を考えている企業、IT系や飲食などでしたら、日本の事業と韓国で展開するところのシナジー効果が有ると思いますから、今後の展開ではプラスになると思います。ITなどでしたら向こうの技術は早いですので、向こうの技術をいち早くキャッチアップしてこちらに持ってきたい、というような展開は考えられると思います。そういう拠点として上場するというのもあります。地理的なメリットありますし。

- 荻野- 韓国市場に上場して名前を知ってもらうといのもありますね。

- 金 - そうですね。ですから、単にお金を引っ張るというよりも、事業先行という面がありますね。

- 藤田 - 上場できる業種などの違もあると思います。

- 荻野- あ~ 例えば、パチンコ店は現在の日本市場では上場は出来ていませんが、韓国ではどうなのでしょう?パチンコ経営者には韓国の方が多いと聞きますし。

- 金 - ホールに関しては向こうでも厳しいとのお話を聞いています。

- 藤田 - 可能性があるものとしては上場申請上難しいと言われています、『産業廃棄物処理業』。これは反社の排除がどこまで進むかと言う問題があると思います。『産廃』はハードルを突破した企業も一部ありますが。あとは法令遵守の判断が難しい『エステ』などですか。

【その他日本市場との違い】

- 荻野- 他に何か特徴や日本市場との違い等ありますか?

- 金 - 日本では上場準備する過程で、証券会社にある程度指導料としてフィーをお支払すると思うのですが、韓国の場合は上場するまではフィーは発生しません。上場してファイナンスしたならば、そこから手数料を貰うようになっています。

- 藤田 - 一種の成功報酬ですね。

- 金 - そうですね。成功報酬型になっています。

- 荻野- 逆に、上場できなければ支払いが発生しないと?

- 金 - ええ。すべての証券会社そうなのかは把握出来ていませんが、僕が携わった証券会社はそうでした。あとは、監査証明が3期分というのは先程お話した通ですが、もうひとつ『法務法人』と言いまして、『監査法人の法律事務所版』のようなものがあり、そこにもデューディリ(詳細調査)を行なってもらって、お墨付きを貰わないといけないというのがあります。

- 荻野- 『監査証明』みたいなものを貰うのですか?

- 金 - 『監査証明』の弁護士版みたいなものですね。

- 藤田 - 『法務監査』があるのです。

- 荻野- どの辺りを調査するのですか? 日本で言う『会社法』辺りでしょうか。

- 金 - 『会社法』周りもそうですし、この会社が不正をしていないか、過去の手続だったり契約プロセスなども一通り見ますね。

- 藤田 - 監査法人より、手数料が高いのですよね?

- 金 - 高いですね。監査法人よりも高い手数料を支払います。日本の企業が韓国に上場する場合は、韓国の法律事務所だけでなく日本の法律事務所に支払う事になります。韓国の法律事務所だけではすべて段取りができないところもありますから、日本の法律事務所と提携し、向こうの『商法』と、こちらの『会社法』との繋ぎをしてもらうことになります。ですから、コストが倍になってしまいます。

- 荻野- なるほど。

- 金 - 今までは、前例がなくルール化されていないところもありまして、僕の時はその道筋を作るみたいなこともありましたので、余計にコスト掛かったこともありましたが、今回上場する会社が出来た事で、今後はある程度コストも抑えられるかもしれません。

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