事業計画作成ポイント-07-

事業計画,キャッシュフロー

事業計画

【事業計画作成方法ポイント】

- 荻野- 事業計画を作成するうえで、ポイントや気を付けて欲しい点などはありますか?

- 藤田- 少し質問とずれてしまうかもしれませんが、IPO志向の企業の場合は、苦手意識を排除するために事業計画ではなく、先ずキャッシュフローからの勉強を進めてもらうことがあります。予想PLは作れますが、予想BSやCFの作成に苦手意識を持っている方が多いので、先ずキャッシュフロー経営というものを意識しなから、次に事業計画書作成の勉強を進めることがあります。経営において、お金を残すという事は大切ですから。

- 荻野- 確かに、BS・CFを疎かにしてしまうことが多いですね。

- 藤田- 今までは、VCが結構資金を融通してくれましたが、昨今ははそうも行かない時代になってきましたので、よりCFが大事だと思うのです。これは、経営企画室や財務だけではなく、ある程度の幹部になれば、CF要するに『お金』を共通言語として、『お金がなければ事業回りませんよ』ということを最初の段階で学んでもらいたいですね。 また、五月雨式に言ってしまいますが。あとでまとめるのが大変になってしまうかもしれませんが(笑)

- 荻野- (笑)

- 藤田- 資金繰りの改善方法であれば、『平均在庫日数を減らす』『支払サイトを延ばす』などをいう基本的なことを学んでもらうことが意外と大切だったりします。そうする事で全社的にお金を残そうと言う気持ちになりますし、単純に利益率が悪い商売は良くない事も分かってきます。ですから、ビジネスを手がける基準と言うのをしっかり認識してもらったうえで事業計画の作成に入ってもらうと、より良いものが出来ると思います。

- 荻野- そうですね。

- 藤田- それと、事業計画に関わる幹部はいろいろな部署から来ますから、共通する『言語』のようなものが必要になると思うのですが、そのためには事業計画作成よりも先に、キャッシュフローマネジメントや資金繰りから始める方がよい場合もあります。幹部達に『如何に収益率が高く無いといけないか、資本回転率を高めなければならないか』と教育することは結構大事だと思います。そうすることで、あとの議論が楽になるのです。事業計画を運用・予実管理をして行くうえで。

- 荻野- それは、どういうことでしょうか?

- 藤田- 事業の意思決定で『簡単なこと』と『難しいこと』があるとすれば、『簡単なこと』は事業に参入する時、事業を始める時は簡単なのです。『難しいこと』は撤退するときなんです。でもその時にキャッシュフロー基準で、資本効率や利益率という一定の共通言語があれば、議論がし易くなりますから。

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- 荻野- 確かに『撤退』の判断は難しくなかなか判断が下せずに、堂々巡りの末に判断が遅れて『もっと早く撤退しておけば』となりがちですが、何か客観的な基準があれば判断がし易いですね。

- 藤田- よく僕は株に例えるのですが、株って買うのは簡単ですが、売るタイミングが難しいじゃないですか。

- 荻野- あ~ 難しくて、私も判断を間違った塩漬け状態のものが、、、。(笑)

- 藤田+金- (笑)

- 藤田- 撤退することは難しいですが、これを誤ると企業の成長を妨げますから。『撤退』って『切腹』するようなもので、ベンチャー企業の場合ほぼ全ての事業は社長が考えたもので、自分の考えたことを止めると判断を下すのには時間が掛かってしまいます。だからこそキャシュフロー基準というもが、重要になって来ると思います。

- 荻野- 先程も言いましたが、今までの方とまた違った視点でのお話で勉強になります。

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