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上場できる社長・従業員-18-

株式上場,社長

上場できる会社とは

多くの上場準備会社を見て来た中で、上場が出来た会社の特徴とは

【上場できる社長とは】

- 荻野 - それまで上場支援をしてきた中で、『株式上場を達成できる社長』の特徴のようなものは何かありますか?

- 藤田 - これは、『人とお金の苦労を不連続でしながら、自身を成長させ器を大きくしている人』です。社長自身が、常に人間的に成長している会社ですね。

- 荻野 - 『人とお金』ですか。

- 藤田 - ええ。その二つなのです。事業の苦労と言っても、結局その中身は『人とお金』です。本当に事業で苦労している場合は、そもそもその事業に問題がある訳ですので。株式上場を目指すような会社は、その辺りの問題はクリアして事業モデルはある程度良いと言う会社になりますから、その中で苦労するものは『人とお金』なのです。でも結果的に、それを苦労しながら時には楽しみながらも乗り越えて、自分の器を大きくしている会社が上場していると思います。

- 荻野 - よく『人・物・金』と言いますが、結局『物』は大抵『金』で解決できますからね。

- 藤田 - もうひとつは、『一番のアイデアマン』です。アイデアが出てこないと難しいです。これは、権限委譲だけでは出てきませんから。常に引っ張ってアイデアマンでなければだめです。特に、上場するまではそこが大事です。

- 荻野 - 先程の『社長の器を大きくする』と言うのは、具体的にどう言うことでしょうか?

- 藤田 - トップダウンだった人が『多様性を許す』、許しすぎてもだめですが。とか『失敗を褒めてあげる』、あとは人に対してそう言った優しさを持つには、お金に余裕が無かったりしますから、先ずお金の余裕を作りながら『社長室』を作るよりは、例えば社員教育を充実するなど、社員のためにお金を使ってあげるなどですかね。

- 荻野 - 確かに、自分のことを何よりも第一に考える社長に人は付いてきませんよね。これは社長に限りませんが。で、人が離れ、結局先程の『人』に苦労するに繋がってしまうと。

- 藤田 - ええ。昔はこのようなことをしていなかった社長でも、従業員が増えてくるとそう言うリーダーシップが必要になってきます。なので、リーダーシップは変わってきますね、上場した会社を創業当時から見ていると。

- 荻野 - 『つべこべ言わずに俺についてコイ!』から『お前らはどう思う?どう考える?』という感じですかね?

- 藤田 - そうなって来たりしますね。ただ、最終的なものは社長が決めなければなりませんが。

- 荻野 - そうですね。

- 藤田 - 簡単な事例で言うと、社長は嫌いますが外部の人に『社長、成長しましたね。』と言わせる社長はすごいなと思います。普通『社長、成長しましたね。』って失礼じゃないですか。(笑) でもそれを、外から言われるような社長、それを受け入れられる器を持っている人。

- 荻野 - それは、言う方も勇気が要りますね。(笑)

【上場できる従業員とは】

- 荻野 - 上場できる従業員の特徴はありますか?

- 藤田 - 先程の話の続きになりますが、社長は自分の兵隊(イエスマン)ばかりではなく、外の違った思考の力の有る人間を入れて行って、組織全体を活性化させることが必要になります。ステージによって必要な人材は変わってきますから。その時に従業員にもその多様性を受け入れるような柔軟性が必要になります。自分は『OK』だけれども相手は『NO』と否定する人が多いじゃないですか、社長もそうですが。

- 荻野 - ええ。

- 藤田 - ただこれは、社長が先ず『自分OK、相手OK、部下もOK、或いは外の人もOK』になる必要があり、そうするとことで従業員も『自分もOKですし、相手の多様性も認めるよ』となります。これができれば、組織が成長するうえで起きる『セクショナリズム(組織内のある部門が党派的利害や権限に固執し、排他的になる傾向や状態)』が無くなって行きます。ですから先程の社長と従業員は同じで、その(株式上場させる)為には先ず社長が変わらないと従業員はかわりません。組織論で言う、社長で決まるという事はこういうことですね。

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