株式上場実務Navi株式上場実務HowTo上場に向けた組織体制支援機関の選択ポイント-17-

支援機関の選択ポイント-17-

主幹事証券会社

これから上場を目指す企業へ

【支援機関の選択ポイント】

- 荻野 - 主幹事・監査法人・印刷会社・コンサルタント等の外部支援機関に関して、選択ポイントや接し方について注意点等ありますか?

- 藤田 - 特に証券会社の選択に注意が必要ですかね。良い・悪いが結構差がありますので。

- 荻野 - どういった点で?

- 藤田 - 担当者の経験が少ない。今は、これだけ案件が少ないですからそんなことは無いですが、2.3年前の案件が多い時期は結構ありましたね。ですから、証券会社の選定については、僕らが関わったりすることもあります。

- 荻野 - そこは難しいですね、会社で選んでも結局は担当者ベースになってしまいますから。

- 藤田 - そうですね。ただ単に、担当者の経験が少ないから悪いということではなくて、例えば経験が浅くても担当先が少なく毎週毎週来てくれて、またその上司が経験豊かな人で、しっかりとバックアップしてくれるならば問題はないと思いますので、バックアップ体制にも注意したいですね。ですから、主幹事選定は5社以上会い、コストも含めて提案してもらい、しっかりとしたところを選んで下さいとアドバイスしています。

- 荻野 - ただ、証券会社が5社以上も相手にしてくれる優良な会社というのが前提になるのでしょうけど。(笑)  今は案件が少ないですからね。

- 藤田 - あと、セカンド・サードオピニオンの証券会社を作るのもよいです。証券会社も医者と同じでセカンドオピニオンを必ず持つようにもアドバイスします。

【コンサルタントと契約するメリット】

- 荻野 - ここは重要だと思うのですが(笑)、コンサルタントと契約するメリットとは何でしょうか。

- 藤田 - 僕は、一番は経営者の『安心感』だと思うのです。企業の立場に立ってアドバイスをしますので。証券会社も監査法人も企業からお金を貰っていますけれども、証券会社は審査部門や証券取引所、監査法人は金融庁がバックにいますから、基本的に企業側の利害には立ちにくい。経営者はIPOの経験が無い人がほとんどですので、証券会社や監査法人から無理難題を言われると不安になります。その中で不安感の排除と言うときに、会社側に立って多方面からアドバイスをする僕らが存在することが最大のメリットだと思います。

- 荻野 - これが、社内の人間でもダメなんですよね。

- 藤田 - ええ。社内にCFOだったりで経験者がいる場合もありますが、でも雇われている立場ですから見方が違って来ますし、同じことをコンサルタントが言えば社長は言うことを聞くのですよね。不思議なもので。(笑)

- 荻野 - それはありますね。(笑)

- 藤田 - 第三者だからという安心感ですね。他にも作業するということもありますので、そこはそこでありますが、一番は『安心感』だと思います。 うちは作業代行というよりも、『なんでこうなんだ』というところを納得させ、不安感を取り除き安心感を得てもらうということを重要視しています。もちろん、資本政策などもしますが、うちの場合ひとひとつの作業については、必要な場合各作業の専門化である会計士や弁護士さんなどとパートナー制度を敷いていますので、適宜その会社にあった専門家を紹介できます。

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