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トップダウンの事業計画書-08-

事業計画,参画

事業計画

【実現可能な事業計画を作るために必要なものは】

- 荻野- 特にベンチャー企業の場合、社長の想いが強く夢が先行し過ぎて、実現性に疑問を感じる事業計画が作られてしまうことは多々ありますが、そうしないために何か良い方法はありますか?

- 金- それは実際に乖離があることは、よくある話だと思います。そう言う意味では、計画作りに各部門の方に参画してもらってトップダウンとボトムアップの摺り寄せというのを、経営企画部門が上手に調整しながら進めて行くことが一般的なプロセスになりますが、仰る通り調整といえども上に寄ってしまうというのはありますね。

- 荻野- 経営企画部門が調整役と言えども結局は雇われ従業員ですから、例え社長の意見が合理性を欠いたとしても、それを強く諌める事は出来ませんし、結局はそれに従うしかありません。その一方で主幹事から「もっと正確な予算を」と言われ板挟みに。(笑)

- 藤田- 本には『従業員参画型で作ることが大事』と書いてあるのですが、ちょっと自己否定していまいますが、何でこう書いたかというと、あまりにも多くの会社がトップダウンで書いているから、本で不特定多数に出すのでしたら『参画型が大事』となるのですが、でもどっちでもいいのですよ。

- 荻野- それは?

- 藤田- よくあるのが、トップから高圧的に言われて、仕方なく『売上倍増』など根拠の無い計画作成されていることがありますが、VCが事業計画をみれば、その受注の可能性、『エビデンスありますか?』『契約していますか?』と聞かれますので、結局は根拠を如何に詰めているかが大事になります。でも、社長って緻密じゃないから社長ですので、その代わりNo2・3が緻密であればよいと思うのです。

■名将・名経営者に名参謀有り

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- 荻野- 緻密なNo2・3の存在が、なかなか...、と言う場合はどうすれば?(笑)

- 藤田- 緻密に詰める人が居ない。結果これでいいや。しかもベンチャー企業は一人何役もこなし役割も不明確だったりもしますから。『まー いいや』、『これ根拠無いなー』と言いながら終わってしまっていることも多々あります。なので、社長が時間と労力を与えて社外を使ってでも緻密に詰めさせます。

- 荻野- ただ、社長はその時間さえ与えてくれないことも多いと思うのですが。

- 藤田- そうですね。大抵社長は『そんな緻密に詰めても無駄だ』『そんな時間必要ない』『そんな暇あるなら営業だ』と実利の方向に行ってしまいます。でも、僕らはかなりそこは『社長時間を取るべきです』と言いますね。外圧で。『詰める作業を合宿でやりませんか』と。日中忙しくて詰められないのであれば合宿研修で詰める事を進めたりします。

- 荻野- 日頃の業務に追われて詰める事が取れないのならば、場所を換えて集中できる場所と時間を強制的に作ってでも詰めると。私も以前、合宿して事業計画を作るということをやりましたが、確かに良いかもしれませんね。気分も変わって集中できますし。

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