税務中心の月次決算-12-

会計と税務,月次処理

税務申告中心のデメリット

【税務を中心に行なっている場合問題点】

- 荻野- 石割さんが、他の事務所等から会計税務顧問業務を引き継いだ場合に、よく見られる問題点はどういった点でしょうか?

- 石割- そうですね。先ほどの減価償却等の件もありますが。例えば、消費税の記帳が『税込み処理』だったりする場合ですかね。会計上は、消費税は税抜き処理をすることになっていますから。免税法人は別ですけど。税抜き処理していない瞬間に『イケテナイ』って感じですね。

- 荻野- (笑)

- 石割- 期間損益計算をきっちりやるためには、税抜き処理の方がより正しく、税込み処理では、消費税が損益に影響を与えてしまいますから。先ずそれ自体で、ショートレビューの時に指摘されてしまいます。あとは、『売上の計上基準』がおかしかったり『発生主義』や『原価計算』をしていない。

- 荻野- あ~ ありますね。

- 石割- 税理士試験に原価計算科目がないですからね。無類の原価計算好きだったり、日商の簿記1級とかを取っている方なら別ですが。原価計算は勉強していないと難しいです。それと、『税効果会計』をしていないというのもありますかね。

- 荻野- なかなかやっている未公開会社は少ないですね。

- 石割- やっているところは少ないですね。まー 公開を目指していない企業の場合、そこまで求められていないというのもあると思うのですが。

- 荻野- そうですね。

- 石割- あと挙げれば、『連結』も苦手にされる方も多いですかね。『経過勘定』・『引当金』辺りもですかね。

- 荻野- 株式公開に向けて、その辺りをきっちり処理できることが石割公認会計事務所の強みですかね。(笑)

- 石割- でも多分、こう言った細かい部分は職人でないとなかなか分からないと思いますから、サービスの受け手側には、なかなか品質の差が見え難いところでもあると思います。

- 荻野- 確かに、いくらその辺りを正確に処理を行なっても、顧問先がその必要性や重要性を理解していなければ差別化にはなりませんからね。

- 石割- ええ。その辺りはクライアントには見え難いですから、多分それよりも先ほど話した人材採用・育成のようなことを一緒にするところをメリットと感じているのではないでしょうか。人の相談や採用に同席したり、と言う点ですかね。ただ見え難いところではありますが、上場準備をするということであれば、先ほど挙げた項目などは当然出来るような方、しっかりやって行こうという方で無いといけないと思います。間違いなく、監査法人のショートレビューで指摘されますから。

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- 荻野- その辺りを軽く考えて、そのままズルズル行って監査法人のショートレビューで指摘されてから、過去に遡って修正するとなると、すごい労力が必要になりますからね。

- 石割- ええ。

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