株式上場の難しい業種
閲覧者からの質問
【システムの変更】
- 荻野 - では、もうひとつ『資金調達上場準備期間中に、基幹システム(当社の場合、生産管理システム)を入れ替えることとなりました。システムの変更に関して、例えば、上場申請期の〇期前には、変更後のシステムが安定稼働していなくてはならない、といった規則等が存在しますか。あるいは、取引所の要請や過去の事例等をご教示頂けますと幸甚です。』と。全体の状況が良く分からないので、解答に難しい面もありますが。
- A氏 - そうですね。基本的にあまり問題は無いと思いますが、もしシステムを変更して帳票等が変わった場合は、どう変わったのかを説明する必要があります。確かに、直前期末まで使用していたシステムを申請期から変更するというのは、難しいとは思います。ただそれは経理帳票などで、生産管理システムなどは問題ないと思います。
- 荻野 - なるほど。
- A氏 - 要は、取引所の審査は、直近期の状況を頭に入れた上で、申請期がどうなるかを比較して診ていくので、経理周りのシステムでしたら、直前期で使っているシステムを申請期も使って欲しいと言うかもしれませんが、生産管理につてはあまり触れてこないと思いますが。
【上場の難しい業種】
- 荻野 - 典型的な『これでは上場できませんよ』と言うのは何かありますか?
- A氏 - う~ん 何かあるかな。
- 荻野 - 良く言われるのが、遊技場ですか。パチンコ。
- A氏 - 確かに、業種柄というのはあるかもしれません。
- 荻野 - 以前は、美容・消費者金融なども言われていましたが。
- A氏 - あとは、産廃業者系ですか。不法投棄や環境問題などがありますから。パチンコは三点方式、美容は医療行為、消費者金融は以前のグレーゾーン金利ですか。
- 荻野 - 法的に怪しいところがある業種ということですかね。
- A氏 - ええ。コンプライアンスの面でちょっとグレーな部分があると、証券会社もあまり積極的に押して行けないのです。上場させてはいけないという明確な規程があるわけではないですけども。
あと、そもそも上場しない方が良いのでは、と言う業種もありますが。コンサル業とか。
- 荻野 - それは?
- A氏 - 利幅が、全部見えてしまいますから。
- 荻野 - 決算書が出ますからね。
- A氏 - そうです。昔の常識で言えば、無形のサービスを提供する業種は、情報を出したくないので上場しなかったのです。でも最近は結構、上場していますが。
