株式上場のフロー-02-

株式上場の流れ,公開引受

証券会社の基本的概要

【株式上場のフロー】

- 荻野 - では折角ですので、この図を基にIPOの流れをザット説明して頂いてもよろしいでしょうか?

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- A氏 - はい。上部(グリーン)が証券会社内部で、下部(ブルー)が他の外部機関という位置関係になっていまして、時間が右に流れて行く形になっています。 先ず①として、『営業』が案件を取って来まして、『主幹事宣言書』という書類を会社に提出してもらいましたら、担当が付きます。

- 荻野 - 『公開引受』担当者ですね。

- A氏 - ええ。次に②で、担当者が『公認会計士(監査法人)』と連携を取りながら、内部統制・予実・Ⅱの部などを整備したり作って行きます。そして、直前期末の半年前くらいになると③で、『審査』と連絡を取って、審査を進めて行きます。

- 荻野 - 『公開引受』と『審査』は同じ会社と言えども、ナーナーの関係ではなく牽制機能が働いている関係になっているのですね?

- A氏 - そうです。これはIPOに限った話ではないですけれども、商売にべったりという関係になってしまうと、リスクが出てしまいますので。ですからココ(審査)は、社長直轄になっていて、『あらゆる外圧を排除して厳正に審査します。』ということになっています。

- 荻野 - でも時々、排除しきれないものが知らない間に紛れ込んでしまったりすることも稀に?(笑)

- A氏 - 昔の事で記憶が、、、。(笑)

- A氏+荻野 - (笑)

- 荻野 - その流れで言うと、『審査』は皆がやってきた仕事の成果を最後に、その合否を見極めるような位置ですので、一番力が強い部署になるのですか?

- A氏 - そんなことも無いですよ。そういう意味で言うと、証券会社ではどこでも『営業』が強いと思います。で、『審査』は審査で独立性がありますし。『公開引受』は、その板挟み的な位置で。(笑)

- 荻野 - それは、営業からは『そんな細かい事言ってないで、どんどん上場させろや』という圧力が来て、審査からは『こんな企業状況では、まだ上場させられない』という圧力が来る、板挟みと言うことですか?

- A氏 - そうです。審査は、通った案件が取引所に行くので、責任かが来ますから。自分が通した後で、『何処みているのだ。こんなのOK出しているのか、〇〇証券は』なんて言われたら、立つ瀬が無くなくなってしまいますから、当然保守的になります。一方営業はイケイケで、大抵出世して行くのは営業ですし。公開引受が、その板挟みという構図ですね。(笑)

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- 荻野 - やはり審査には、どちらかと言えば堅い人がなっているのですか?

- A氏 - ええ。堅い人ですね。営業マインドと言うよりも、キッチリ・キッチリやる人で、公認会計士で転職して来る人には、審査にいる人が多いですかね。公開引受にもいますが。

- 荻野 - で、営業は生え抜きと言うことですか?

- A氏 - ええ、生え抜きです。

- 荻野 - なるほど。

- A氏 - 証券会社内部ではこんな流れになりますが、IPO全体で言えば、公開引受が入ったところで、公認会計士と会社の3者でタッグを組んでIPOを進めていきます、という事ですね。事前に大きい問題があれば、取引所に相談したりしますが。

- 荻野 - ここに書いてあるアナリストは、、、。

- A氏 - これは、だいだい証券会社では系列のアナリストを抱えています。結局、『投資家はこの案件をどう見るのか』『幾らくらいの値付けが良いのか』と言うのを、この人達の意見を聞きながら決めて行くというのがありますから、ココ(アナリスト)にも直前期末が終わった辺りに連絡して巻き込んで行きます。

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