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証券会社の組織とは-03-

株式上場,証券会社

証券会社の基本的概要

【証券会社の組織とは】

- 荻野 - 営業の方は、普段IPOをしそうな会社をあちらこちら見つけては回っているのですか?

- A氏 - では、これも図に描いてみましょうか。

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- A氏 - これは外資を真似しているのですが、ここの『RM』はクライアントカバレッジと言いまして、平たく言うと営業ですが。(笑) このRMが企業の社長やいろいろな銀行などと、コンタクトをとっていまして、一番窓口になる責任者になります。そこで社長のニーズが、例えば『資金が欲しいので増資がしたい』と言われれば、コーポレートファイナンスの部署につなぎ、『会社を買いたい』と言われればM&Aの部署をつなぎ、で『IPOをしたい』と言われれば、IPOの部署をつなぐのです。

- 荻野 - では先程、つなぎと言われた『公開引受』はIPOにおける会社・証券会社・監査法人などとのつなぎで、更にその前に会社と証券会社をつなぐ大元締めとして『RM』が居ると。

- A氏 - そうです。で、これがアメリカ流の営業なのです。なのでこの人(RM)は、本来ずば抜けて頭が切れる人でないといけないのです。

- 荻野 - と言いますと?

- A氏 - 社長と雑談等をしながら、『チョット、シェアが伸び悩んでいるんだよな、うちの業界』なんて言われたら、『M&Aの部署に声掛けてみます』『同業で良い出物があったら買っちゃいませんか』なんて、どんどん売込んで行く役回りですから、外資系の投資銀行で本当のエリートと言われる人はココの部署なんです。

- 荻野 - あ~ それで先程言われたように、出世部署なのですね。

- A氏 - そうです。もちろんコーポレートファイナンス・M&A・IPO等の部署にしても、各分野についての専門知識ではRMをしのぎますのでプライドを持ってやっていますが。

- 荻野 - そうですよね。

- A氏 - よく大手の証券会社ではココ(RM)の営業部を『事業法人部』と言う部署名になっていますが、一般に『事法(ジホウ)』と言って、基本は一番の出世コースで『花の事法』なんて言われたりしますね。死語かもしれませんが。(笑)

- 荻野 - (笑)

- A氏 - ですから、某ネット証券の社長さんは、元野〇證券の事業法人部の部長さんで、そのままいても社長候補になれた方ですよね。

- 荻野 - あ~ 例のラ〇ブドアに関わる買収問題で『大人の解決方法は頭の中にある』と、自分の頭を指でコンコンとした方ですね。

- A氏 - ですね。(笑) なので、基本的には法人営業の担当者は優秀な方が多いですが、日系の証券会社は玉石混交ですので、昔ながらの社長の夜の接待専門の方ですとか、営業センスはあるけど過去に事故った方(個人向けの営業をやっていた時にお客のお金に手をつけてしまった等・・)等いろいろな人がいます。

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