経理アウトソーシング-11-

業務フロー,アウトソーシング

経理をアウトソーシングする

【ずっと考えてきた結果辿りついた方法】

- 山口 - 当社は、「経理というのは帳簿を付けるのではありません。あれは、記帳であって、経理作業の中の最後の一部分でしかありません」と申し上げているのです。ところが、経理や経理部を知らない経営者の方が圧倒的に多いものですから、中々ご理解を得られません。やはり、「普通は」とか「相場は」とお考えになる経営者の方が多いのです。

- 荻野 - そうかもしれませんね。

- 山口 - どんな小さな会社にも「優秀な経理部」は「あった方が良い」と思うのです。その意味で自社に優秀な経理部を持てるのであれば、会計ソフトを購入してそこで経理をやるのが一番望ましいのです。ところが、いま大多数の会計事務所が言っているのは、会計ソフトを購入して自社で経理をするというところの話だけを取り上げて話をしているのです。月次決算のところで申し上げたとおり、それが自分達にとって都合が良いからです。私は、大事なのは自社で経理をすることではなくて、「優秀な経理部」というところだと思います。優秀な経理部が自社にない、又は持てない、あるいは、まだ持つ段階ではないのであれば、外部に委託するべきだということです。

- 荻野 - なるほど。

- 山口 - しかし、大多数のベンチャーが、会計事務所のいうとおり会計ソフトを購入して、営業や開発の時間を割いて「簡単な帳簿」を作り続けているのです。業務フローの話に戻せば、そうした会計事務所とのつきあい方を続ける限り、無理、無駄な業務フローが存在することになり、会社の中のスループットが上がらない状況が続くのです。業務フローというのは、経理だけの話はなく、全体の情報の流れの話なので、ベンチャーの成長の妨げになる重要な問題なのです。

- 荻野 - 上場申請書類の「Ⅱの部」にある、産能大式で書くところの部分ですかね。

- 山口 - そうですね。上場準備のお手伝いをする場合には、あれを書きながら業務フローの改善提案をしていくことになります。私どもが提案する経理のやり方というのは、最初から、一般的に考えてその最良の方法が書かれているので、「これをそのまま使って下さい。」というイメージだと捉えて下さい。もちろん、お客様の都合や要望でカスタマイズすることもありますが。

- 荻野 - 柔軟な対応もされていると。

- 山口 - ええ。ただ、ベーシックな部分は出来上がっていますので、お客様へのヒアリングに時間を掛けることもあまりありません。立ち上がりも早いです。このやり方のおかげで、担当者が変わってもやり方が変わらないので、担当替えをしても直ぐにキャッチアップ出来ます。

- 荻野 - やり方が統一されていれば簡単ですね。

- 山口 - オーダーメイドでコンサルティングを行えば、作業時間が増えて我々のコンサルティング報酬は増えるかもしれませんが、ベンチャーの成長を支援することが本来の目的ですからコストを抑えて早く成果を出すことを優先して今のやり方にしています。

- 荻野 - わかりました。

- 山口 - のっけから、すごく話が長くなってしまいましたが。(笑)

- 荻野 - いえいえ。特徴のある内容ですよね。

- 山口 - ありがとうございます。自分でもうちの経理アウトソーシングのやり方はかなり特徴的だと思っています。私自身が自分で会計ソフトに入力していた時に「なんでこんなやり方をしなければいけないのだろう」「どうやったらこの無駄な手戻りをなくせるんだろう」とずっと考えてきた結果辿りついた方法なので、この方法論にはかなり自信を持っています。この方法を導入すれば本当に早くなりますから。担当者の入れ替えも楽になりますし。
 上場準備中の会社の場合、人間関係がギスギスして定着率が非常に低い会社も少なくありませんが、そんな時でもやり方がきちっと決まっていれば、新しい人が入っても、キャッチアップするのに時間も掛かりません。

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- 荻野 - そうですね。

- 山口 - ある会社では、新しい人が入って経理を始めたが数ヶ月で辞めてしまって、我々が次の人が来るまで代わりに行い、採用が決まればまた交代する、という離れ業をしている会社もあります。このように入れ替えが多いその会社でも、月次決算は5営業日で問題なく上がっています。この事実は、やり方を決めてシステマティックに出来るようにしてあることを証明していると思います。

 

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