今後のIPOの動向-24-

上場審査,AIM

今後のIPO市場

【今後のIPO市場の動向は?】

- 荻野 - では、テーマが変わりますが、今後のIPOの動向はどうなると思われますか?

- 山口 - どうでしょうね。また100社以上上場するようになればいいなー、と思いますが、暫くは低迷するのでしょうね。当たり前の答えになってしまいますが。ただ、私が健全だと思うのは、100社上場するけど50社位廃止になるみたいな、新陳代謝が行われる方が良いとは思うのです。あまり審査を厳しくして間口を狭めてしまうのは、そもそも新興市場であるところの本質を見誤っているような気がするのです。なので、新陳代謝が活発に行われる方が健全ではないかと。そうすれば、うちの仕事も増えますし。(笑)

【AIM市場】

- 荻野 - (笑) AIM市場は如何でしょう?

- 山口 - AIM、ひとつも出てきませんね。(笑) 一応、大手の証券会社は揃ってJ-Nomad申請しているみたいですけど。実際どういった会社が上場してくるのかが分かりませんが、あまり小さな資金しか得られないなら意味がないですし、グリーンシート化しない様にして欲しですね。それなりの資金をつけてくれるのならば存在意義があると思います。もちろん私も期待はしているのです。うちも何れはJ-Nomadを申請できるような会社にしたいと思っているくらいですから。

【審査・監査状況】

- 荻野 - 審査・監査については如何でしょうか?

- 山口 - 審査については厳しくなってきてるなーと思います。どの市場も同じようになってしまっているのが問題だと思います。監査については監査法人の生き死にが、天秤で言うと重くなってしまっていて、経営者が作りたい決算書がなかなか出せていないのではと思っていますね。

- 荻野 - というのは?

- 山口 - 監査法人の経営状態があまり良くないということがあります。監査法人と被監査会社というのは利害が相反する関係になるのですが、監査法人が異常に監査リスクに敏感になったあまり、経営者の意図と違う決算書でないと適正意見が出ない状況があると感じているのです。細則主義から原則主義に変わるIFRSの導入を考えると、この辺で経営者の方に意識改革をして頂いて、監査法人に頼らない開示体制というものを作って頂かないといけないなぁと感じています。そのお手伝いをさせて頂かないといけないなぁと。

【2010年新規上場企業数予想】

- 荻野 - では、ズバリ2010年新規上場企業数は?

- 山口 - 今年は19社でしたから「2010年は、20社!」(笑)。実際は儲かっている会社も結構あると思うのですが、世の中的な雰囲気がTVとかの報道の影響で悪くなるのを待っているみたいな状況になっていますからね。株式市況が回復して、上場したときにある程度の株価が付かないとオーナー経営者も上場意欲が湧かないですからね。

■上場企業数と予想

上場審査,AIM

 

- 荻野 - 2.3年は続きそうですか?(笑)

- 山口 - 2011年位には、また100社近くになって欲しいという願望はありますが。(笑)先程も言いましたが、それには廃止も増えて、新陳代謝出来るようにしなければいけませんね。最近、上場前の買収が少な過ぎるのではと考えることがあります。上場して間もない時期に大手に買収されたりするケースがありますよね。もしかしたら上場会社は増えないけれども、上場前の買収が増えてくる展開になるかもしれないなと、思ったりもしているのですが。

 

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