勘定科目の改善・修正-07-

株式上場,勘定科目

上場を目指す際に改善・修正が求められる点

【決算書を自分で作るなんてバカなことは辞めましょう】

- 荻野 - 上場を目指す際に改善・修正がよく求められる箇所とはどういった点でしょうか?

- 山口 - 「勘定科目の使い方」が、改善・修正を求められる点ですね。今、会計事務所で一番流行っているサービスというのが「会計ソフトを買って自分で入力して下さい。その方が早く月次が上がり、会社のことも良く分かりますよ」というものです。けれども現実問題、その入力する人は簿記の仕訳が右か左は機械的に覚えていても決算書を読めるの?というのもありますし、早く出来たとしても間違っていては意味がないので、我々はそういうレベルのお客様には「決算書を自分で作るなんてバカなことは辞めましょう」ということを言っています。

- 荻野 - おー すごいですね。(笑)

- 山口 - 仕訳を会社側に入力させて都合が良いのは、会計事務所なのですよ。入力しなければ、人を雇って入力しなくていいですし、「入力が間違っている」って怒られないで済んじゃいます(笑)。けれども、入力してもらえば「これ間違ってますよ」って先生になれるわけです。なので、お客様が会計ソフトを購入して入力するというのは会計事務所にとって都合のいい話なのです。お客様にとって「百害あって一利無し」です(笑)。または、会計事務所にとっての「不都合な真実」です(笑)。

- 荻野 - えー、その辺はノーコメントで。(笑)

- 山口 - で、話を戻しますが、やはり勘定科目が間違っているために改善修正が求められるケースが多いです。誰でも解るチェックポイントを言いますと、「雑費・支払手数料・業務委託費」という勘定の数値が異状に膨れ上がるケースが多いです。何でも入れ易い科目なので。

- 荻野 - ありますね。

株式上場,勘定科目

 

- 山口 - こんなやり方では、監査法人のショートレビューを受けようものならば、「変な科目使っています。」と言われるわけです。なので、そういうところで恥を掻いて頂きたくないなと思いますね。会計ソフトを購入すれば決算書が「簡単に出来ますよ」と言う会計事務所は「簡単な決算書」しか作れない会計事務所ですから、その人の簡単な記帳を信じても正しい決算書はできません。帳簿を付けることが経理の一番重要な作業ですから、それが簡単だと言っている人は、多分その人自体が、上場会社の決算書の中身がよく分かっていないんだと思います。

- 荻野 - かもしれませんね。

- 山口 - 会計士の資格も税理士の資格も自分で言うのもなのですが、そんな簡単なものではありません。ちゃんと勉強して試験に受かった人の話ですから。(笑)

- 荻野 - そうですね。(笑)

- 山口 - 私が頭が悪いなので合格するのに勉強が必要だった可能性は否定できませんが(笑)。「簡単だ」と言っている話の裏側に、「供給者側の都合のいい話が隠れている」ということに気を付けて下さいというのがお願いです。まだ上場準備の段階にないのに自分で帳簿を付けるようなことをすると会計事務所の「下請」になってしまいます。間違っている決算書は誰が作っても全く無駄なものです。

- 荻野 - 他にはありますか?

 

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