内部監査とは-19-

内部監査制度とは

内部監査の概要等

【「自浄作用」として問題が有ればそれを解決して行く】

- 荻野 - では、内部監査について伺わせて頂きます。必要性や概要などお教え下さい。

- 山口 - 必要性で言いますと、上場に際し求められるからです。(笑) 上場を視野に入れている会社ですと、それなりの規模になっていると思われますから、自浄作用と言いますか、会社の中で問題を発見して解決して行くという機能が健全な組織運営には欠かせなくなってくるからです。

- 荻野 - なるほど。

- 山口 - ただ、裁くという意味の監査ではなくて、内部監査の結果が「不適正」でも上場できないわけではありませんから、あくまで「自浄作用」として問題が有ればそれを解決して行くという意味で必要なのかと思っています。

【内部監査制度導入時に起きる問題点】

- 荻野 - では、内部監査制度の導入の際によく起きる問題点としては、どういったものがありますか?

- 山口 - 内部監査人が勘違いして権力を振りかざしてしまうことですかね。

- 荻野 - それは?

- 山口 - 内部監査人は社長直属の組織になりますし、社長以外は全部監査対象になりますので、それを権力を手に入れたと勘違いしたような発言。例えば、「こんな組織で上場できると思ってるのですか」みたいな発言をされると、「ドヒャー」てなことになります(笑)。

- 荻野 - (笑)

- 山口 - しっかり監査をやるという意味ならばそれも良いのでしょうけれども。でも、内部監査は監査法人や税務調査とは違いますから。「自浄作用」となぜ言うのかといえば、会社の中に問題点があったならば自分たちの力で正していこうという性質のものです。

- 荻野 - そうですね。

- 山口 - 先程の例で言いますと内部監査は「今の体制で大丈夫ですか?」という判断をするところではなく、「こういった問題がありますから、改善策を一緒になって考え、実行できるようにお手伝いしましょう」というのが内部監査の仕事だと思うのです。あくまでも自浄作用のマネジメント担当なのだと、思って頂かないと難しいかと思います。

- 荻野 - それでは人間関係も壊れそうですし。

- 山口 - ええ。我社では内部監査人の派遣事業も行っておりますが、外部の人にやってもらうというのもひとつの手だと思います。しがらみがありませんから、例えば社内権力者がいたとしても「あの人には優しくしなければいけない」という問題が発生しません。客観的に規程等に基づいて、問題点を指摘し改善策を講じていくことが出来ます。

- 荻野 - 確かに、うるさい人や怒りっぽい人、もしくは元上司や先輩などにはどうしてもやり難いですよね。

内部監査制度とは

 

- 山口 - そういう意味では、しがらみに引っ張られ易いということも「内部監査制度の導入の際によく起きる問題点」と言えますね。濃淡が出てしまう。

- 荻野 - ええ。

- 山口 - あとはヘラクレスやマザーズレベルで言えば、内部監査をする人が足りないというのもありますね。ほぼ確実に兼任になりますので、それに、その人の監査を別の人がやらないといけなくなりますから。なので、派遣が便利になってきます。

- 荻野 - その時は、アカウンタックスさんで、ということですね。(笑)

- 山口 - そうです。(笑)

 

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