中身のある月次決算-06-

PDCAサイクル

中身のある月次決算とは

【分析できない月次決算書だったら、やってもしょうがない】

- 荻野 - 仰るとおり、決算書だけ見ても全体の差異金額は分かっても分析はできませんからね。

- 山口 - ええ。月次はあくまでもスタートで、全体的に予算よりも少ないか多いかの判断材料にはなりますが、じゃ具体的にどう改善していかなければならないかと言った瞬間に、月次決算書では具体的な改善には繋がり難いということになってしまいます。ですから「月次決算が短期間で出来ていることよりも、中身が伴っているということが重要だと言いたいですね。

pdca,予算実績分析

 

- 荻野 - 「中身が伴っている」とは?

- 山口 - 例えば、「株式公開入門Navi」さんの中に、「1ヶ月前の月次では遅すぎるよ」というイラストがありますが、確かに1ヶ月以上遅れていると「遅すぎるよ」と終わっちゃってその後省みられる事は無いという話はそのとおりだと思いますが、では期日に出来ていたとしても次のステップは何なのかが気になるのです。

- 荻野 - と言いますと?

- 山口 - 「上場したい・業績をもっと上げたい」というレベルに会社がいるならば、ただ単に短期間に月次が上がっているというのではなくて、「この売上げが下がったのは○○の理由だな」「経費がこんなに増えてしまったのは□□の理由だな」など、直ぐに次のアクションが起こせる月次が「中身が伴っている月次決算書」だと思うのです。

- 荻野 - 月次は早く仕上げるのが目的ではなく、予算実績差異分析できるデータ資料として使えるかが問題ということですか?

- 山口 - そうです。「分析できない月次決算書だったら、月次決算をやってもしょうがないよ」という事が言いたいことです。(笑) 月次決算を経営に活かすとゆうことは予算と実績の差異理由を、ちゃんと分析して、改善策に繋がるものでないと意味がないと思います。

- 荻野 - それは私も山口さんと同感です。私も月次決算は早く仕上げるのが目的ではなく、PDCAサイクルの実現、計画と結果のチェック(C)をするためのツールだと考えています。目的はあくまでも各部門施策の改善を行いより良い企業業績に繋げるものだと思います。株式公開入門Naviにどの様なことを書いたかを忘れてしまいましたが。(笑)

- 山口 - すいません。私も忘れました(笑)。たぶん、ちゃんと書いてあると思います。

- 荻野 - ただ、その為にも私は、月次は「速さ>正確」で年次は「速さ<正確」と考えています。基本的に翌月の10日までには経営会議を開催すべきだと。というのは、9月の月次を11月や12月に仕上げそれから予算実績差異分析を行なうのでは、記憶も曖昧ですし、10・11月は改善すべき悪いやり方で経過してしまいます。アクションは一日も早く着手し改善を行うべきですが、私が見てきた会社は、数ヶ月も過ぎ去った後にやっと「このやり方は駄目だから、こう改善しよう」となっている事が多かった為、スピードに拘っていました。それで、スピードが前面に出た書き方をしてしまっているのかもしれません。

- 山口 - 決算早期化って解りやすいんですよ。決算書が出来上がっているかどうかもわからないレベルの人でも、それが出てくるタイミングが早いか遅いかは解りますからね(笑)。そして、遅い会社が未だに多いわけです。私も遅いより早い方が絶対に良いと思っていますよ。今回は中身の話に拘ってお話しましたけど、弊社のやり方は人力排除と二重入力排除でかなり早い。そのうえで、使える取引データの一覧が残りますよ!と。そこは念を押しておきたいところです。

 

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