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アウトソーシングについて-21-

上場準備作業,アウトソーシング

アウトソーシングの特徴

【アウトソーシングのメリット】

- 荻野 - 上場準備作業アウトソーシングのメリットとは何でしょうか?

- 山口 - 専門家の知識が活かせる、コスト削減や変動費化等があると思います。弊社の特徴で言えば、派遣の免許を持っていることだと思います。上場準備企業の管理体制として、経理業務等の主要な業務を外部委託することが問題視されるケースがあることに対応したものです。

- 荻野 - なるほど。

- 山口 - それと、監査法人の監査や証券会社の審査を受けなければなりませんので、それに対応した資料をしっかり作成します。取りあえず決算を締めれば良いというレベルと、監査を受けるための決算資料を作るのはレベルが違います。監査未経験の経理担当者だと、例えば監査人に売掛金の年齢表を出して下さいといわれても「売掛金に年齢?」てなことになってしまいます。また、上場準備中はハードワークに耐えられず担当者が入れ替わることが間々ありますが、担当者が辞める時に資料を全部持って行ってしまうこととかが時々あるのです。次の担当者がやろうとした時に「過去の資料がありません」ということになると監査が受けられません。そういう時に我々に声が掛かってきたりもしますが。

- 荻野 - ありそうですね。

- 山口 - なので、そういうことが無い様に資料はしっかり作って納品させて頂きます。

【アウトソーシングのデメリット】

- 荻野 - では、逆に上場準備作業アウトソーシングのデメリットとは何でしょうか?例えば、ノウハウが社内に蓄積されない・人材が育たないもしくは社内に数値を把握している人間がいない・アウトソーシング先の選定が難しい等が考えられますが。

- 山口 - 当社で言いますと、まず「ノウハウが社内に蓄積されない」様なことを我々から提案することはありません。お客様側で将来的に短針や有価証券報告書等の開示業務を担当する予定の方とチームを組んで作業をするのが基本です。もちろん全部丸ごとやってくれと言われればやりますが。我々が「一緒にやりましょう」と言って拒否されたことは今までありませんので。あと、先程の資料もしっかり作りますので、ノウハウが蓄積されないということはありません。

- 荻野 - わかりました。

- 山口 - 我々が出来ないことは「意思決定とお金を触ること」なのです。CFOなり財務部長や課長さんがいなければ我々の仕事が成り立ちませんので。ですから「社内に数値を把握している人間がいない」ということは無いです。その人に報告しますし、我々の仕事の検収もしてもらいます。

- 荻野 - CFOがいた中でのアウトソーシングという事ですね。

- 山口 - そうです。それじゃないと上場審査通りませんから、そういう人は用意して頂く必要があります。

- 荻野 - そうですね。(笑)

- 山口 - CFOに仮にそういう能力が無かったとしても我々は、書類は作りますしその人の意思決定に従い行動し「最高の部下」になるべくやって行きます。あと「アウトソーシング先の選定が難しい」というのは、確かに難しいですから「うちに頼んで下さい」ということですね。(笑)

 

■一般的に考えられるアウトソーシングのメリット・デメリット

メリット デメリット
●外部の専門性を活用できる
●得意分野に経営資源を集中できる
●コスト削減が可能となる
●固定費を変動化できる
●組織をスリム化できる
●ノウハウが蓄積できない
●外部への問い合わせ増える
●優良な機関の選定が難しい
●機密漏洩のリスクがある

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